古物商の許可を取ったら、
何を扱おうか考えてみた
申請費用から営業後のルールまで
先日、警察署の生活安全課から電話をいただきました。「審査が完了しましたので、許可証のお渡し日時を教えてください」。この連絡を聞いたとき、ようやく古物商への第一歩を踏み出したんだなと実感しました。
古物商の許可を取ったら、実際に何を扱ってみようか。最近は、そんなことを考える時間が増えています。せっかく新しいことに挑戦するのなら、自分が少しでも興味を持てるものを扱いたい。そこで今、候補にしているのが、
- カメラ・レンズ
- 腕時計
- 古本
の3つです。どれも中古品として流通しているものですが、調べてみると、それぞれに奥深い世界があります。まだ本格的に仕入れを始めたわけではありません。だからこそ、まずは勉強して、相場を知って、少しずつ経験を積みながら、自分に合ったジャンルを見つけていきたいと思っています。
I そもそも古物商の許可にはお金がかかる
古物商を始めるためには、公安委員会から許可を受ける必要があります。私自身も今回、実際に申請を経験しました。古物商許可申請では、申請手数料が必要です。一般的には19,000円が基本となっており、申請時に納付します。
ただし、実際に古物商を始めるまでには、申請手数料だけではありません。
- 必要書類をそろえる
- 証明書などを取得する
- 営業所を準備する
- 古物台帳など営業に必要なものを用意する
- インターネットで販売する場合は表示などを確認する
など、いろいろな準備があります。つまり、「19,000円払えば終わり」というわけではありません。私自身も申請を経験してみて、古物商は思っていた以上に「準備が必要な仕事」なんだと感じました。
II 許可を取ったら、自由に何でも売れるわけではない
ここは、これから古物商を始める人が知っておきたいところです。古物商の許可を取得したからといって、「中古品なら何でも自由に売っていい」という意味ではありません。古物営業法に基づいて営業する必要があります[1]。例えば中古品を仕入れて販売する場合には、取引相手の確認や取引記録など、一定のルールがあります。
特に、継続して中古品を仕入れて販売するのであれば、「安く買って高く売ればいい」だけではありません。法律やルールを守りながら営業することが大前提になります。
III 古物商は営業開始後もルールがある
許可証をもらった瞬間に終わりではなく、むしろそこからがスタートです。古物商には、営業を続けるうえで守らなければならない義務があります。
- 取引相手の確認
- 帳簿への記録
- 古物台帳の管理
- 盗品などの疑いがある商品の確認
- 営業所に関するルール
- 標識の掲示
- インターネット販売時の表示
「古物商の許可を取ったから、あとはメルカリやオークションで中古品を売ればいい」というわけではありません。このあたりは、私自身も実際に営業を始めながら、一つずつ勉強していきたいと思っています。
IV 古物営業には「監督」もある
今回、私が古物商について調べていて意外だったのが、許可を取った後も警察による監督の対象になるということでした。古物営業は、盗品の流通防止などとも関係しているため、公安委員会や警察による監督があります。例えば、法令違反などがあった場合には、指示・営業停止・許可の取消しなどの行政処分の対象になる場合があります。また、必要に応じて警察による立入検査などが行われることもあります。
もちろん、普通に法律を守って営業していれば、必要以上に怖がるものではありません。
「許可をもらった以上、ルールを守って営業しなければならない」
ということを意識しておくことが大切だと思っています。古物商は単なる副業ではなく、法律に基づいて営業する事業なのだということを、改めて感じました。
V 古物台帳はしっかり管理したい
これから自分が特に気を付けたいと思っているのが、取引の記録です。中古品を仕入れたら、「いつ、誰から、何を、いくらで仕入れたのか」という情報をきちんと管理していく必要があります。最初は取引数も少ないので、「これくらいなら覚えておけるだろう」と思ってしまうかもしれません。でも、商品数が増えてくれば必ず分からなくなります。だから最初から記録する習慣をつけておきたい。これは利益計算のためにも重要です。
例えば、仕入れ価格10,000円、販売価格15,000円だったとしても、実際の利益は5,000円ではありません。販売手数料、送料、梱包資材などを差し引く必要があります。だから、
仕入れ → 販売 → 経費 → 利益
まで記録することが大切です。
VI カメラ・レンズを扱ってみたい
今、一番興味があるのがカメラとレンズです。カメラは以前から好きですし、何より中古市場を見ているだけでも面白い。同じメーカーの商品でも、型番・発売時期・状態・付属品・人気・市場価格などによって価格が大きく変わります。特にレンズは確認することがたくさんあります。
- メーカー・マウント・焦点距離・F値
- 手ブレ補正・オートフォーカス
- 外観の状態
- レンズ内のカビ・クモリ・キズ・バルサム切れなどの状態
- 付属品
最初は難しそうです。でも逆に言えば、勉強した分だけ商品を見る目が身につくということ。そこに中古カメラ・レンズの面白さがあるように感じています。
まずは「見るだけ」から始める
古物商を始めるからといって、いきなり商品を大量に仕入れるつもりはありません。むしろ最初は、買わずに見る。これを大切にしたいと思っています。例えば気になるレンズを見つけたら、「今いくらで出品されているのか」だけではなく、「実際にいくらで売れているのか」を見る。さらに、状態が良いもの・傷があるもの・カビがあるもの・付属品が揃っているもの・本体のみのものなどを比較してみる。そうすると、少しずつ価格の理由が見えてくるはずです。最初から利益を出そうとするのではなく、まずは「見る目」を養う。これが最初の目標です。
初めて仕入れるなら少額から
実際に仕入れる段階になっても、最初から高額商品には手を出さないつもりです。まずは無理のない金額の商品を一つ。例えば5,000円、1万円程度の商品から始める。そして、
- 仕入れる
- 検品する
- 写真を撮る
- 商品説明を書く
- 出品する
- 売れたら梱包する
- 発送する
- 手数料・送料を計算する
- 最後に利益を確認する
という一連の流れを経験してみたいと思っています。たとえ最初の利益が数百円だったとしても、それは大きな一歩です。なぜなら、「中古品を仕入れて販売する」という商売を、実際に自分で経験できるからです。
VII 次に挑戦してみたいのが腕時計
カメラ・レンズにある程度慣れてきたら、次は腕時計にも挑戦してみたいと思っています。腕時計も中古市場が大きく、古い時計には新品にはない魅力があります。例えば、機械式なのかクォーツなのか、ケースの状態、文字盤の状態、オリジナルパーツなのか、部品交換や改造はないか、正常に動いているか、オーバーホール歴、付属品など、確認することがたくさんあります。
ただ、腕時計はカメラ以上に慎重に勉強する必要がありそうです。特に高額なブランド品などは、真贋や状態の確認が非常に重要になります。ですから、最初から高額時計を仕入れるのではなく、まずは毎日いろいろな時計を見て、型番や相場を覚えるところから始めたいと思っています。
VIII そして古本にも興味がある
もう一つ気になっているのが古本です。本は身近な存在なので、比較的始めやすそうに感じます。ただ、古本の場合は商品単価が低いものも多いため、「安く仕入れて高く売ればいい」という単純な話ではありません。販売手数料、送料、梱包資材、そして発送する手間まで考える必要があります。
例えば500円で仕入れた本が1,500円で売れたとしても、送料や販売手数料などを引いたら、思ったほど利益が残らないかもしれません。だからこそ、古本は利益計算を学ぶ教材としても面白そうです。また、絶版になった本や専門書、古い写真集などには、新品の本とは違った価値があります。「この本を探していた」という人に届けることができれば、それも古物商の面白さなのかもしれません。
IX 3つのジャンルを実際に比べてみたい
今のところ、自分の中では、カメラ・レンズ/腕時計/古本という順番で興味があります。ただ、実際にやってみなければ、本当に自分に向いているかどうかは分かりません。もしかしたらカメラが一番面白いかもしれない。逆に、やってみたら古本のほうが自分には合っているかもしれない。腕時計にどっぷりハマる可能性もあります。だから、最初から「これ一本」と決めるのではなく、少しずつ経験してみたいと思っています。
X 古物商は「宝探し」に似ている
古物商について調べていると、単なる物販とは少し違うように感じます。もちろん、商売なので利益は大切です。でも、それだけではありません。誰かにとって不要になったものを仕入れて、その価値を見つけ、必要としている人に届ける。そこには、少しだけ「宝探し」のような面白さがあります。
例えば、リサイクルショップの片隅に置かれている古いカメラ。一見すると、ただの中古品です。でも、調べてみると意外と人気のあるモデルだった。そんな発見があったら、きっと楽しいと思います。もちろん、実際にはそんなに簡単ではないでしょう。失敗することもある。仕入れたけれど売れないこともある。思ったより利益が出ないこともある。それでも、一つずつ経験していくことに意味があると思っています。
XI 最初の予算は「月50万円」
副業を始めると、「月10万円稼ぎたい」「月30万円を目指したい」という利益目標を立てることがあります。もちろん、それも一つの目標です。ただ、私の場合はまず、仕入れに使える予算の上限を先に決めておくことにしました。
とはいえ、いきなり50万円をすべて使い切るつもりはありません。予算はあくまで「これ以上は使わない」という上限であって、「必ず使い切る」という目標ではないと考えています。最初のうちは、カメラやレンズ、腕時計を数点ずつ、無理のない金額で試してみる。そこで見えてきた相場感や自分の得意なジャンルに合わせて、少しずつ予算の使い方を調整していきたいと思っています。
予算に上限を決めておくことで、「なんとなく多く仕入れすぎる」ということを防ぎたい。そして、仕入れ・販売・経費・利益をきちんと記録しながら、限られた予算の中でどれだけ経験を積めるかを、最初の目標にしたいと思っています。
XII このブログに記録していきたい
今回の古物商への挑戦は、できればこのブログにも残していきたいと思っています。
- 初めてカメラを仕入れてみた
- 中古レンズの相場を1か月調べてみた
- 初めて商品が売れました
- 実際の利益はいくらだった?
- 仕入れに失敗しました
- 腕時計の勉強を始めました
- 古本を仕入れてみました
そんな記事を書いていく。成功したことだけではなく、失敗したことも含めて記録する。そのほうが、自分自身の備忘録にもなりますし、これから古物商を始めたい人にとっても、何か参考になるかもしれません。
XIII 何歳からでも、新しいことは始められる
新しいことを始めるとき、「今さら遅いかな」と思うことがあります。でも、考えてみれば、何歳から始めてもいいんですよね。もちろん、若い頃のように何でも勢いだけで挑戦するわけにはいきません。家計とのバランスも必要です。
- 無理な仕入れをしない
- 借金をして始めない
- 分からないことは勉強する
- 法律やルールを守る
- 小さく始める
大人だからこそ、そういう挑戦の仕方ができるのだと思います。
XIV まずは一つの商品から
まだ始まったばかりの古物商への挑戦。これから、どんな商品に出会うのか。本当に利益を出せるのか。カメラ・レンズが自分の得意分野になるのか。腕時計や古本にも広がっていくのか。今のところ、まだ何も分かりません。でも、それでいいと思っています。
分からないから、面白い。
まずは一つの商品を見つける。相場を調べる。仕入れる。販売する。そして、結果を記録する。そこから次の一歩を考えていきたいと思います。古物商という新しい世界で、どんなものに出会えるのか。そして、この小さな挑戦が自分の暮らしにどんな変化をもたらしてくれるのか。これから、このブログで一つずつ記録していきたいと思います。
Shibairo Blogの古物商挑戦、ここからスタートです。
- 「古物商」Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/古物商
