macOS 27

2026.09.25 ・ Apple / macOS

なぜ? macOS 27のApple Intelligenceが30GB超。256GBのMacで考えてみた

アップデート後にストレージを見て気づいた、AIとMacの容量の話。

macOS 27にアップデートして、ふとMacのストレージを見てみた。

すると、Apple Intelligenceがかなりの容量を使っている。

20GBを超えているケースもあれば、30GBを超えたという報告まであります。

「そんなに使うの?」

最初に思ったのは、それでした。
I

AIは、Macの中にもいる

Apple Intelligenceは、すべてをクラウドで処理しているわけではありません。

Macの中でもAIを動かすため、オンデバイスモデルが保存されます。

Appleによると、M3以降で12GB以上のユニファイドメモリを搭載したMacでは、Apple Intelligenceに最大14GBのストレージが必要です。1

AIをMacの中で動かすなら、そのためのデータが必要になる。ここまでは、なんとなく理解できます。

でも、実際に表示される容量が
最大14GBを大きく超えることがある。
Numbers
II

なぜ30GBにもなるのか

MacRumorsでは、M4 Pro Mac miniとM3 MacBook Airで、それぞれ次のようなApple Intelligence使用量が確認されています。

20.67GB
M4 Pro Mac mini
22.42GB
M3 MacBook Air
30.16GB
RC版での報告値

さらに、macOS 27のリリース候補版では、30.16GBという表示をユーザーが報告した例もあります。

ここは少し注意

Appleが「Apple Intelligenceには30GB必要」と発表したわけではありません。Apple公式の案内は最大14GBです。30GB超という数字は、実際のMacで確認・報告されたストレージ表示です。

つまり、「macOS 27にすると、全員30GB使う」という話ではありません。

Macによっては、それくらい大きな容量がApple Intelligence関連として表示されるケースがある。今のところは、そう理解しておくのがよさそうです。

III

では、256GBのMacだったら?

ここからが、少し現実的な話です。

現在のMacには256GBのストレージを搭載したモデルがあります。たとえばM6 Mac miniにも256GB SSDの構成があります。

256GB。数字だけを見ると、十分ありそうに感じます。でも、もしApple Intelligenceが30GB近くを使っていたら。

単純に考えると
256GB − 30GB = 約226GB
※実際の空き容量はmacOS・システムデータ・アプリなどによって異なります。

もちろん、実際にはmacOS本体やシステムデータ、アプリなども容量を使います。写真や動画を保存する人もいる。仕事で使えば、書類や素材も増えていく。

そう考えると、30GBという数字は決して小さくありません。

IV

「じゃあ512GBにすればいい」

たしかに、それが一番簡単です。256GBで不安なら、512GB。さらに余裕が欲しければ1TB。

ただ、Macは購入後に内蔵SSDを気軽に交換して増やす、という使い方ができません。だから、購入時に決める必要があります。

そして当然、容量を増やせば価格も上がります。

AIを使うために、
最初から大きなストレージを選ぶ必要が出てくる。

ここが、これまでのMac選びと少し違うところです。

V

M6 Mac miniを見ていて思ったこと

M6 Mac miniには256GB SSDが標準構成として用意され、512GB、1TB、2TBへ変更することもできます。

これまでは、「写真や動画をどれくらい保存するか」「アプリをどれくらい入れるか」という考え方でストレージを選ぶことが多かったと思います。でも、これからは少し違う。

OSが使う容量。アプリが使う容量。そして、AIが使う容量。これらを最初から考えておく必要がある。

たとえば、「256GBで十分だと思っていたけど、AIのことまで考えると512GBにしておこう」となるかもしれません。これは、今までのMacの選び方とは少し違います。

Outlook
VI

ストレージが大きくなるほど、価格も変わる

ここは、これからMacを買う人にとって無視できないところです。容量を増やせば、それだけ購入価格も上がります。

256GBから512GBへ。512GBから1TBへ。一段上げるだけでも、Macの価格は変わってきます。

これまでは、「写真や動画をたくさん保存するから512GB」という考え方でした。これからは、「AIやOSが使う容量も考えて512GB」という選び方になるのかもしれません。そう考えると、ちょっと不思議です。

VII

「使っていないのに」が気になる

Apple Intelligenceを毎日のように使う人なら、「そのための容量なら仕方ない」と思えるかもしれません。

でも、MacではAIをほとんど使わない。すでに別のAIサービスを使っている。そもそもAI機能を必要としていない。

「なぜ、自分のMacのストレージを
Apple Intelligenceが使っているんだろう?」

以前なら、「使わないならオフにする」という考え方ができました。ところがmacOS 27では、Apple Intelligenceをまとめてオフにする設定がなくなっています。

個々のAI機能を無効にすることはできますが、それだけで保存されたAIモデルがすべて消えるわけではありません。

「機能を使わない」と
「AIモデルをMacに置かない」は、別の話になった。
VIII

AppleがAIをMacに置く理由

もちろん、Appleにも理由があります。Apple Intelligenceには、Mac本体で処理するオンデバイスの仕組みがあります。

できるだけデバイス上で処理することで、プライバシーにも配慮しながらAIを利用する。これはApple Intelligenceの大きな考え方のひとつです。

そのためには、Macの中にAIモデルを置いておく必要があります。便利になる代わりに、ストレージを使う。考えてみれば、自然なことなのかもしれません。

ただ、そのAIを使わない人にとっては、

「その便利さを使っていないのに、
容量だけは必要なの?」
IX

「対応している」と「余裕を持って使える」は違う

今回、一番書いておきたいのはここです。Apple Intelligenceに対応しているMacなら、もちろん機能を使うことはできます。

「対応している」ことと、
「ストレージに十分な余裕がある」ことは別。

256GBのMacで、写真も保存する。アプリも使う。仕事のデータも置く。そこにAIモデルまで入る。そう考えると、ストレージ容量を選ぶときの考え方も少し変わってきます。

  • 自分のデータに必要な容量
  • アプリに必要な容量
  • macOSが使う容量
  • Apple Intelligenceが使う容量
  • これから増える余裕

これからのMacでは、「自分が何のアプリを使うか」だけではなく、「OSそのものが何をMacの中に持ってくるのか」まで考える必要があるのかもしれません。

X

AIがMacの中に住む時代

今回のmacOS 27を見ていて、少し時代が変わった感じがしました。

これまでのMacは、「必要なアプリを入れて、自分のデータを保存する」という感覚が強かった。これからは、そこにAIが加わる。

AIを動かすためのモデルそのものが、Macの中にいる。それが便利になる一方で、ストレージも必要になる。

Apple Intelligenceを使う人にとっては、そのための容量です。でも、使わない人にとっては、

「なぜ?」

となる。30GBという数字そのものより、そこが今回いちばん気になりました。

そして、もし今後AIモデルがさらに大きくなっていくのなら。256GBのMacは、これからどうなっていくのでしょう。

512GBを選べばいい。たしかに、それで解決するのかもしれません。

でも、
「使わない人は、自分のMacから自由に外せる」
という選択肢も、残しておいてほしい。

macOS 27を見て、そんなことを考えました。

iroha
参考情報元
  1. Apple公式 – macOS